弁護士の無料電話相談サービス活用のメリットと注意点

過払い金請求や債務整理関連の宣伝が、各メディア上で多数配信掲載されている昨今、弁護士は一時期と比較して、より身近で頼れる存在へと、その立ち位置を変化させています。それでもいざ直接訪ねるとなれば、緊張感や不安感を覚えてしまう方もいらっしゃることでしょう。

ここでは以下、自力解決が困難なトラブルを抱える方々に活用をおすすめしたい、無料相談サービスに関する基礎知識をご紹介します。

弁護士の無料電話相談サービスとは

弁護士の無料電話相談サービスは、相談者からの電話に対し、国家資格を有する弁護士が直接電話口に出て話を聞き、専門家の立場から助言を伝える、相談料金不要のサービスです。詳細に際しては、弁護士事務所ごとに異なる部分も見られ、各公式ホームページを通じて配信されています。

無料電話相談サービス実施の目的としては、より多くの方々に対し、弁護士を通じた抜本的な問題解決を推奨すると同時に、正式依頼すなわち仕事を募る、営業活動と位置づけられる一面も存在します。弁護士事務所は非営利団体ではなく、経済社会に於いて、弁護士資格という国家資格を駆使して適正な利益を追求する組織です。

無料相談者が正式な依頼者となり、所定の報酬を支払うことで経営が成立する以上、継続的な新規依頼者の確保が不可欠です。また、同サービスの利用に際しては、1回あたりの制限時間や1人あたりの対応可能回数、さらに通話料金をどちらが負担となるのかなどの十分な事前確認と、実りある電話相談にするための準備が大切です。

電話相談の活用をおすすめしたい人

現在抱えているトラブルの解決に、弁護士の力添えが必要であるにも関わらず、近くに相談できる弁護士が見当たらない方にぜひ活用してもらいたいのが、弁護士の無料電話相談サービスです。いきなり初対面ではなく、まずは電話でのコミュニケーションを通じ、自分との相性の良し悪しを推察できるのも、電話での会話というワンクッションを挟むメリットです。

また、弁護士に解決を依頼すべきトラブルである以上、例えば第一印象が今ひとつ良くなかったなど、自身の中に不満や不安を残した状態では、すべてを安心して委ねることはできません。ですが、知人など第三者に紹介を依頼した場合、こうした担当弁護士とのミスマッチが生じても断わりづらく、やはり自ら相談先を探すのが賢明です。

無料電話相談サービスを通じてのコミュニケーションは、自らが依頼先を見極める上で、おすすめのファーストコンタクト手段と言えます。さらに、健康上の他、何らかの事情で訪問スタイルの無料相談サービスの活用が難しい方にとって、電話相談は大変心強いサービスです。

切実な相談内容だからこそ、肉声で伝え、自身の耳で確かめられる「電話」という通信手段が見過せません。

重要な事前の準備

電話相談は面談形式の相談とは違い、意思疎通手段が「声」「言葉」に限定されるため、限られた時間内で、より多くの情報を正確に伝えあうための準備が重要です。電話のメリットである手軽さから、1人1回限りで制限時間が設定された無料電話相談に、勢いだけで電話してしまうと、単に窮状を一方通行で伝えるだけの、双方にとって無意味な会話に終始してしまい兼ねません。

現在抱えているトラブルの現状を簡潔に伝えるべく、理路整然と話せる態勢を整えておくのは、基本中の基本の備えです。例えば、台本を作成して読み上げても失礼にはあたらず、むしろ実践をおすすめしたい方法です。また、相談者が持ち時間を通じ、延々一方通行で話し続けてしまってはいけません。

相談の主目的はあくまで、専門家の適切な助言を得ることであり、不安やストレス発散ではありません。相手の話を冷静に聴く心構えもまた、電話相談に臨むに際しての、重要な準備作業の一つです。

どこまで対応してもらえるのか

弁護士の無料電話相談はあくまで「相談」であり、弁護士資格を活用して無料で「問題解決」に動いてもらせるサービスではありません。先述の通り、同サービス実施の主目的の一つが新規依頼者の確保である以上、正式依頼への流れの説明など、いわゆる営業活動に該当する弁護士側からの説明にも、耳を傾けるのが礼儀です。

もちろん、正式依頼は強制されるものではありません。相談に対する助言が聞けたことで目的達成としても、無料相談である以上費用負担は発生しません。ただし、一刻も早い、弁護士の力を借りた解決が必要である場合、無料のメリットに固執して問題解決を先送りしてはなりません。

独断が難しいのであれば、速やかに家族もしくは関係者に無料相談の経緯を正確に伝え、次の一手を見極める対応が重要です。弁護士の無料電話相談サービスは、潜在的にハードルの高さが根強く残る、弁護士との「はじめまして」の貴重な機会です。

単に電話した「だけ」に終始してしまわぬよう、しっかりと相談内容を伝え、同じく弁護士からの一言一句をキチンと聴き取り、その内容を正しく理解する姿勢が不可欠です。

会話に際しての注意点

弁護士との電話相談では、より正確に現在の状況を確認すべく、弁護士から次々と質問や確認したい旨が伝えられます。ここで最も大切なこととして「すべて正直に述べる」すなわち「嘘と憶測の回答は厳禁」を肝に銘じておいてください。

弁護士にとっては相談者が話す内容が情報のすべてであり、それらを100パーセント信用して、その場で最適な解決策を模索し、相談者に提案します。例えば、債務整理相談に際し、体裁から実際よりも少ない借入総額や短い延滞期間、さらには実際には当てのない入金予定などを口にする相談者が、潜在的に少なくないと伝えられています。

こうした虚偽のデータに基づく問題解決方法は、当然現実とはミスマッチであり、結果さらに状況を悪化させてしまい、最悪の展開となるリスクが避けられません。このように、自らの嘘で自身の首を絞めてしまっては本末転倒です。

したがって、弁護士への電話相談に際しては、すべてを正直に話し、どれだけ耳の痛い助言も、一旦素直に飲み込む姿勢と度量が求められます。参照元...弁護士無料相談

辛辣な言葉が届くのではと、恐れる必要はありません。経験豊富な弁護士は、相談者の精神状態を十分理解の上、細やかな配慮で言葉を選び、貴重な助言をしてくれます。独りで難題を抱え込まず、わずかな勇気を出して法律の専門家に「相談」するところから、問題解決へと踏み出してください。

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